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アラフォー近し
我が家の娘はアラフォーが目前で、独身です。親としては気が気ではありません。でもこのような家庭は結構多いようです。私のような70歳目前の世代では「結婚は必ずするもの」という常識があり、町内には「世話焼きおばさん」がいてせっせと仲人を行ったものです。
また会社での課長の重要な責務は独身の部下に良い相手を紹介することでした。当時、世の中では女性にとって結婚とは「永久就職」と呼ばれていました。このような言葉は今では「死語」になってしまっています。
なぜこのような状況であったかと言うと、当時、女性の社会的地位が低かったのです。でも今は違います。我が家の娘も総合職として、男性と同じく重要な仕事を任されて、それが気に入って仕事に打ち込んでいます。女性は完全に自立でき、仕事を邪魔する結婚生活などまっぴらという風情です。
私自身、「必ず結婚すべき」とは思っていません。しかし老境を迎えた今、「家族の大切さ」をしみじみと感じています。息子や、娘に老後の面倒を見て貰おうなどとは全く思ってもいません。事実私自身が母親の面倒を見ていないからです。
息子や娘がたまに我が家に帰ってきて寛いでくれる。そして色々なことを話してくれる。家族の良さを実感しています。でもそれが無くとも別段かまいません。そのようなためにのみ結婚しなくても良いと思っています。
でも、最後の最後、死を迎えるとき、娘が一人寂しく孤独に死んでゆくことが、親として私には耐えられません。だからどんなことがあっても娘に子供だけは居て欲しいと思うのです。
もちろん子供が欲しくても恵まれない家庭もありますが、その場合はそれなりに覚悟しなければなりません。でも娘にはまだ子供を持つ可能性が残っています。それを良く考えず放棄して良いのでしょうか。
特に女性にとって出産期限があります。アラフォーはその最後のチャンスです。まだ現役で活躍ざかりの娘が、死を迎えることまで考えているとは到底思えません。そういう意味で私はヤキモキしています。
そしてその事を娘に話そうとしても「またその話?余計なお節介」と一顧だにしません。皆さんはどう思われますか。