クルーズとは何か?日本では、まだクルーズは良く認識されていないのが実情ではないでしょうか。そこでクルーズの楽しさのポイントを10項目にわたって説明することにより、クルーズに親しくなって頂きたいと思います。
出典はクルーズアドバイザー認定委員会作成のクルーズ教本ですが、藤原雄一郎が手を加えています。
  船そのものが目的地     「船で行く」のではなくて「船へ行く」

船といえば輸送機関と皆さんはお考えですね。しかしクルーズ船が航空機や列車、さらにフェリーと根本的に異なるのは「船に乗ることが目的」であることです。いわば洋上のリゾートだと考えてください。
クルーズ船にのりこんだら、まず荷物をキャビネットやクローゼットに収納してください。そして「洋上の別荘」の気分で洋上のアミューズメント空間を大いに楽しんでください。船内にはレストランやバー、ラウンジ、プールやショウを楽しむ劇場などの施設が皆さんを待っています。最近ではスケートリンクやロッククライミングの絶壁まで備えた船まで出現しています。
乗船したらそこがそのまま目的地です。「船で行く」のではなくて「船へ行く」のがクルーズです。
  旅の煩わしさ皆無の手ぶら世界     身軽な休日

いったん乗船してしまえば、重い荷物を持ち運ぶことはありません。キャビン(船でのお部屋)が自分の家となります。船の中でレストランやショウに行くときはキャビンでおめかしして、そのまま手ぶらで出かけます。また上陸して観光に出かける時も必要なものだけ持ってでることでOKです。また寄港地でお土産を買い込んでも部屋においておき、最終日にパックすれば良い便利さです。

国々を訪れる時も入国審査などはすべて船で一括してやってくれますので、面倒な手続きからも解放されます。船の中で使った費用はすべてキャッシュレスでクレジットカード決済かあるいは下船の日に一括精算となりますので、お財布も無用です。

海外旅行では場所を変わるごとに重い荷物を持ち、その場所での精算をすませてと、色々煩雑なのが悩みですが、クルーズはその点、実に身軽で煩わしさのない手ぶら世界です。一度味わうとやみつきになります。
  住まいはアミューズメントの中心地     絶海の孤島で素晴らしいレストランへ

そこが絶海の孤島であろうと、熱帯雨林のジャングルであろうと、外の景色を楽しみながら、船の中は楽しみがいっぱい!日本船であれば展望浴場から氷河や世界遺産を眺めることも可能ですし、レストランの窓の外に素晴らしい景色が展開するのはクルーズならではの醍醐味です。

船は絶海の孤島を航海中。そしてその景色を横目にバーやレストラン、プールやスポーツジムで存分に楽しめる贅沢はたまりません。船の中には楽しみが一杯です。それがクルーズなのです。
  クルーズで元気を貰う     人間性回復の健康空間

澄み切った、おいしい空気。360度、障害物ナシの大空間!!これだけでも都会暮らしの人は心身ともにリフレッシュされます。そして潮風と満天の星、大海原を見渡すデッキチェア は心身の疲れを癒してくれます。

歩行困難で旅行をあきらめていた90歳近い私の母親に「騙されたと思ってクルーズに行こう」と無理矢理、飛鳥に乗せました。すると元気はつらつ、体が軽い!とすっかりクルーズファンになりました。「冥土の土産にクルーズへつれていったら、すっかり元気になって冥土一歩手前から戻ってきた」と母親をからかっています。

ここまで極端でなくとも日頃仕事で消耗している人が、素晴らしい空気と、楽しい人々との語らいですっかり心身ともに健康になる!そのような「健康増進効果」がクルーズにはあるようです。
  個人尊重の新しい洋上コミュニティ     もう一つの船・・・・フレンド・シップ

クルーズの楽しみは人々とのふれあいです。多くの人々と積極的に話す中ですっかり意気投合して、陸に上がっても末永いおつきあいをされる人も多いのです。

クルーズという船内空間は運命共同体とでも言いますか、乗船した瞬間からお互いに同じ仲間との意識が芽生え、気軽に声をかけたくなります。そうすると気のあったお友達関係になるのも時間の問題です。お互い初対面ですから何のしがらみもなく自然なおつきあいが生まれます。

このような個人尊重の新しい洋上コミュニティだからこそ新しい人とのふれあいが生まれ、新しいふれあいから元気を貰うことになります。
  洗練された船内イベント     終日多彩なお楽しみプログラム

日の出とともに始まるデッキ・ウオーキングから深夜のダンスパーティまで船内のイベントは盛りだくさんです。数々のゲームやスポーツ、コンサート、ショウ、手芸教室、カルチャー教室など参加しきれないほど多彩なプログラムです。

このような多彩な行事は、毎日配られる船内新聞に記載されています。このようなイベントを取り仕切っているのがクルーズディレクターです。各船が競って楽しいイベントをお客様に提供しています。
  安心・安全の快適空間     万全のセキュリティ態勢

クルーズに参加するには、身元が確実でなければ乗船できません。そして乗客以外の人間が乗船・下船する時には万全の監視態勢がとられています。従って不審な人物や荷物が入ってくることはとても困難です。

テロや伝染病などのおそれのある地域には事前に情報が集約されるため、状況に応じて柔軟に日程などが変更されます。また台風や地震、津波などの気象条件の変化にも素早い対応をとります。またSOLAS条約で国際的に安全航海を定めていますので安心です。

また乗船時渡される「クルーズ・カード」は部屋の鍵、IDカード、キャッシュカードの三役を果たしていて、船内でのキャッシュレスをスムースに実施できる態勢となっていて、パスポートや貴重品を常時携帯する必要をなくしています。
  寄港地は向こうからやってくる     移動しても疲れしらず

旅は楽しいけれど、移動は疲れるものです。まして航空機のエコノミークラスでは狭い座席で長い間我慢しなければなりません。エコノミー症候群の恐れもあります。ところがクルーズの場合は自宅へ寄港地が向こうからやってくる感覚です。それは船内が自宅以上に快適な空間であるからです。

寝ている間に、ショウを楽しんでいる間に、泳いでいる間に、気がついたら寄港地に到着しています。この感覚は体験しなければわかりません。一度クルーズに参加すると虜になる理由のひとつです。

身体の不自由なシニアの人たちも存分に旅を楽しむことができます。これが元気を貰う秘訣です。
  日常と非日常の快いバランス     選択幅が広くあなたごのみに!

旅とは非日常の世界です。気分転換にはもってこいです。いつもと違った環境で心身ともにリフレッシュ!その好例が「転地療法」でしょう。しかし急激な環境変化は思わぬ緊張やカルチャーショックを与えて精神的に不安定になることもあります。

その点クルーズでは選択肢があまりにも豊富ですから、たとえば日本のクルーズ船を選べば、外国での出会いを楽しみながら、いつでも日本の社会に復帰することができます。日常と非日常の切り替えを豊富な選択肢から選ぶことができるのはクルーズをおいて他にはありません。
  自分自身が主役になるお祭りハレ空間     人生の節目には船に乗る

結婚、ハネムーン、誕生日、リタイア等々、人生の節目の記念日を船上で迎える人も多くいます。事前に申し出ていれば、当日のディナではクルーによるコーラスや花束などで祝ってくれます。また同乗のお客様も一緒になって祝ってくれて陸上では味わえない感激です。

クルーズでは日頃は派手で着ることができないかなと思うような服装でも、その場にピッタリとくるものです。クルーズの間は非日常の自分自身のハレ空間を思う存分に演出し楽しむことです。全く知らない人同士が人間対人間のおつきあいを通じて主役になる・・・そのような場をクルーズは提供してくれます。
クルーズの楽しさについて10ポイントあげて説明しましたがおわかり頂いたでしょうか?恐らくまだピンとこないと思います。やはり一度クルーズに参加することです。そうすればここに説明した十倍も、百倍も違った見方、楽しみ方を自分自身で発見することでしょう。まず体験して見てください。

それでは船上でお会いしましょう。